0と1の境界線

 なんかゲーム発狂ブログみたいになっているので、久々に技術的なネタを書こうとした次第である。ここは自分が書きたいものを書く場所だ。

 

 さて、パソコンとか電子機器が0と1で作られた機械言語で動いてるのはなんか聞いたこと有る人も多いかと思う。0と1というのはOFF/ONという意味合いもある。所謂デジタル信号だ。でも現実世界はON/OFFではなくてうにょうにょの波形みたいなアナログ信号の方が多い。じゃあなんでデジタルにするんだろうと言われると、アナログはノイズに弱いというのがある。

 電線に電気が流れると周辺に磁界が発生する。昔やったであろう右ねじの法則だ。で、電流が変化すると磁界が動く。今度は左手の法則だ。そしてそうするとどうなるかというと、周辺に電流が発生する。発生した電流が本来の電流波形に上乗せされて、これがノイズの原因になる。Bluetoothのイヤホンを付けながら家の明かりをON/OFFすると音が乱れたりするのはこいつが原因だ。

 シールド線やフェライトコアなどノイズ対策アイテムは色々とあるが、限度があるしコストもかかる。そこでデジタル信号だ。

 デジタル信号は0か1の連続した信号だ。0の信号にノイズが乗った場合でも閾値未満なら1にはならないし、1の信号に乗っても1は1にしかならない。それとデジタル信号はパリティチェックサムなど簡易なチェック機構を付けることで、おかしな信号が送られていないか確認が出来る。おかしかったら再送してもらえば良い。

パリティ…一定区間内の「1」の数が奇数の場合は最後に「1」を、偶数の場合は最後に「0」を付ける等の簡単なチェック機能

チェックサム…一定区間のデータの値を足し算した値を最後に付けるチェック機能

 短距離伝送ならアナログでも良いが、長距離だと特にデジタル信号が有利になる。

 アナログを一度デジタルに変換するとどうしても解像度の問題(サンプリングの解像度)が出てくるのでそういうデメリットはあるが、そこまでの解像度が必要なものというのも限られていたりするので256階調とか1024階調とか大体の信号はその辺しか使わない。

 

 というネタを頭の片隅に入れておいて貰えたら幸いである。小ネタでした。