皆様こんにちはこんばんわ。この度わたくしはブルーベリー学園留学を果たし、なんかテラパゴスをアレしました。
(つまり↓の話)
https://www.pokemon.co.jp/ex/sv_dlc/ja/story02/
記憶と感情が新鮮なうちに感想文を書こうとしましたが、BP集めにかまけたりテトリスエフェクトおもしれーしてるうちにちょっとだけ経過しました。でも一週間経ってないからいいか。見たい人は「ネタバレ」をクリックしてね。
ネタバレ
そもそも思春期からポケモンバトルばかりやってるのって健全なのか！？という話
ポケモン世界で身も蓋もない事言うなよ碧の円盤の話しろという話かもしれないけど、まあ聞いてください。
ブルーベリー学園はバトルに力を入れているとの紹介の通り、四天王どころかその辺のモブまで対人戦を想定した構成をしており、モブじゃんプップーwwwと舐め腐ると普通に負けます。
んで、ブルベリは全寮制かつでかいテラリウムドームの中でほぼ生活が完結しており、更に学生の年齢はほぼ均一で、グレアカ(グレープアカデミー)の大学っぽさとは全く様子が異なります。そういう部分はなんだか現実のスポーツの強豪校っぽいなと思った次第。
思春期って基本的に思い込みが激しくて視野が狭くなりやすい(私見)なので、これが正しい！と思えばそこに一直線です(そもそも、あらゆる分野で強い事は普遍的良いこととされがち)「その第一志望が駄目だったら？」なんて事を本人は考えないし、選択肢を増やすことの大切さを教えてくれる人が少ないし、閉鎖環境で似たような境遇の人が集まればその思い込みは加速します。後編のスグリくんは特に一個の価値観に凝り固まった感じでしたね。
クラベル校長は宝探しについて何を宝にするか言及しませんでしたが、ブルベリはそもそも悩む必要無く「ポケモンバトルの強さ」一択になってしまうのが強さの元であり怖さでもあるなあと感じました(厳密にはそれだけでは無いと生徒たちも考えてそうですが、それは下の方で……)
欲しい物を奪い取る事を"マスターボール"で表現する
テラパゴスが目覚めたあと、主人公の方に向かおうとした瞬間にマスターボールを投げるスグリ、この流れ凄かったですね。テラパゴスだったからマスターボールに対抗できたけど、そうでない一般ポケモンだったら……とか色々考えると怖い。バカスカとポケモンを捕まえさせるゲームでやる演出じゃない。
思えばスグリくん、キタカミではオーガポンが欲しかったのに駄目で、ブルベリではチャンピオンの座を失い、あげくテラパゴスも入手に失敗して大惨事を起こしているのが悲惨なんですが、実際、彼が本当に欲しかったものはこれらのポケモンや勝利だったのか……？というのが本編と繋がる部分(宝物)だと勝手に思ってます。
そして引率させてはならないNo.1先生ブライア
この人思った以上に酷かったですね～～～～～～～～～～～～～（クソデカため息)。いや、レホール先生という前例が居るからという話はありますが。
一回目のエリアゼロメンバーはネモ(暴走)、ボタン(ストッパー)、ペパー(ストッパー)だったのに対し、今回はストッパーがゼイユしかいなかったので色々と酷かった。「それは今言うべきところではない」っていうのをぶっちぎって自分の知的好奇心を満たすためだけにスグリに助言というか暴走のトリガーを引きまくるし。一般のスポーツ強豪校とは違うけど、それとは別方向で「この人、生徒を煽るだけ煽っておいて、それで生徒の人生がダメになっても反省しないんじゃないか」という薄ら寒さがありました。
まあこの人に限らず校長も生徒にサポートされてるレベルだし、あの学園、凄いところ以外ダメ人間の先生ばかり居る可能性がある……。
あと四天王とか
ネリネリネリネ好きですね。「アギャッスさん」とか独特のセンスと丁寧さを持ち合わせた語彙とか。あとスグリに対する心配を当初はおくびにも出さないでいたのは、ゼイユの事を慮ってるんだろうなとか。めちゃくちゃ相談受けてたんだろうな～って察する事ができるのは良いですね。というかみんな四天王がいい子すぎる。
タロの「かわいい」が自分のポケモンは可愛い、あなたのポケモンもかわいい、みんな可愛くてHAPPYで、可愛いポケモンで勝つために努力してるの良いなって思いました。なんなら自分の手持ちになったらみんな可愛いまであるのを、原作の側から提示してくれるキャラ、良い……。
アカマツくんがカキツバタに対して「嫌われ役に回っている」的な解釈してるの良いですね。他の四天王もカキツバタが暗躍してるから嫌というより、説明せず自分にヘイトを全部被せようとするのが癪という気配があるという。わざと胡散臭さを演出してるフシがあるなって思いましたね～スグリが修羅の国を加速させる前のなんか楽しい状況に戻したいってのは本心だろうし。
