「この過労死がすごい!」がブラックですごいゲームだった

 先日、友人たちと「この過労死がすごい!」(反社会人サークル)をプレイしたのだが、これがブラックなユーモアと戦略性に溢れた良いゲームだったので紹介したい。

 

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 この過労死がすごい!とは

①過労死を避けながら(過労死するとポイントが貰えない)

②出来るだけブユウデンポイントを稼ぐ

③最終的にブユウデンポイントが多い人が勝ち

というゲームである。

 

 で、自分のポイントが過労死ライン(100時間)を超えないようにポイントを稼いでいくのだが、ここで他人の邪魔が出来たり、カロウシチャンスというランダム要素が絡んでくるので面白くなる。

 このゲームは残業時間がカード化されており、それを表向きに出す(残業申請する)か、裏向きに出す(サビ残する)かを選ぶことが出来る。ただし、ターンの最後に全員の表向きになっているカードの中から最も残業時間の大きいものを、上司が残業調整として取り除く。

ここでわざと数字の大きいものを出して過労死を防ぐ事も出来るが、ここで大きいものを出すと「あっ、あいつ過労死しそうなのかな」と思われてしまう。そして表向きのカードを操作できるカードもある(社内調整)

これにより、残業調整で取られない程度のカードを死にそうなやつに押し付けたり、大きいカードより更に大きいカードを出して僕のほうがヤバいですアピールをする事で邪魔が出来る。この駆け引きが面白い。

 

カロウシチャンスは誰が引くかランダムだが、過労死する可能性があるのはそのカードを引いた人だけなので、ガンガン表向きにしてカロウシチャンスを引かないよう祈るというトリッキーな戦法もあるがリスキーだ。なお、カロウシチャンスを引いた人のポイント計算は出した全カードだが、引かなかった人は表向きのカードだけなのであまり稼げない。そしてロウキ(他人のカードを表向きにする)というカードもあるので、裏向きにされているクソデカポイントカードを表向きにする事で敵の獲得ポイントを削っていくという事も出来る。

 

タイトル通りブラックな要素満載でロールプレイも可能なので、笑ってすませられる関係の友人たちと遊ぶのがオススメである。